6月24日令和6年第2回定例会での難波 達哉県議による一般質問を掲載させていただきます。
以下が内容です。
難波 達哉議員 質問:
人気のあるeスポーツの中には暴力的な要素が含まれるものがあるため、スポーツ競技と同じように推進することに対する懸念は根強くある。例えば、日本オリンピック委員会では、競技としての採用に向け、「まずは課題の洗い出し」と慎重に進める考えを示している。
そこで、今後、本県のeスポーツを活用した施策の推進に向け、どのように取り組んでいくのか、見解を伺う。
文化スポーツ観光局長 答弁:
eスポーツを活用した施策の推進について、お尋ねがありました。
eスポーツは、近年、国内の自治体においても、地域の活性化や福祉・教育の場など、様々な場での活用が進んでいます。
一方、ゲームによっては、性的・暴力的な内容を含むものがあるなど、行政がeスポーツを普及・推進していくうえでの課題もあります。
そこで本県では、eスポーツを施策推進上の手段として捉えて、その効果を検証しながら、有効なものを積極的に活用していきたいと考えています。
そのため、まず、関係団体や企業のほか、既にeスポーツを活用している自治体へのヒアリングを行うなど、活用事例の調査を進めてきました。
また、若手職員と知事との意見交換を実施して、様々な分野でのeスポーツの活用アイデアを出し合いながら、全庁的な議論をはじめたところです。
さらに、今後は、県民の方からの問い合わせや、活用事例の情報提供を受け付ける窓口を新たに設置して、積極的に情報収集を進めていきます。
eスポーツについては、神奈川らしい施策が推進できるよう、市町村とも連携しながら今後も取り組んでまいります。
要望:
県がゲーム障害等の課題もきちんと踏まえた上で、幅広い意見を収集し、eスポーツを活用した施策を推進することで、市町村のモデルにもなり、いまだ活用に至っていない市町村の取組の推進も期待できるものと考えております。
先ほどの答弁にもありましたけれども、新たに設置する相談窓口も活用し、情報収集を進めるとともに、eスポーツに詳しい職員のアイデアも参考にしながら、行政課題の解決に資するeスポーツの活用施策を実現してほしいと考えております。
また、eスポーツの推進に合わせ、ゲーム依存症の対策もしっかりと取り組んでいただきますよう要望させていただきます。