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6月24日一般質問「神奈川県総合リハビリテーションセンターの機能強化について」

6月24日令和6年第2回定例会での難波 達哉県議による一般質問を掲載させていただきます。

以下が内容です。

難波 達哉議員 質問:

次の指定管理の期間なども見据え、時代のニーズに対応した、果たすべき役割や機能について、これまでの議会からの提言も踏まえ、県として、しっかりと検討する必要があると考える。

そこで、神奈川県総合リハビリテーションセンターについて、パラスポーツでの活用も含め、変化する医療や福祉のニーズに対応した機能の強化を図っていくべきと考えるが、見解を伺う。

知事 答弁:

神奈川リハビリテーション病院と3つの障害者施設で構成するリハセンターは、本県のリハビリの拠点として、多くの方々の社会復帰を支援してきました。

また、平成29年には、「かながわリハビリロボットクリニック」を、令和3年には、筋電義手の訓練を行う「未来筋電義手センター」を開設するなど、最先端技術の活用も積極的に進めています。

さらに、スポーツによるリハビリを行う部門や施設を有する特色を活かして、車いすバスケットボールを始めとするパラスポーツの支援も行ってきました。

一方で、急速な高齢化が進む中、例えばリハ病院の主な入院患者も、これまでの「交通事故等で重い外傷を負った若い方」から、「脳卒中や脊髄障害等により歩行が難しくなった高齢の方」に変わってきています。

また、障害者を取り巻く環境も、「施設から地域へ」と移行が進められています。

こうした状況や、リハビリを行う他の医療機関との役割分担を踏まえて、時代の変化にしっかりと対応していく必要があると考えています。

そこで県では、現在の第2期指定管理期間が来年度で終了することを見据え、今後のリハセンターの機能強化に向けて、改めて見直しを行っていきます。

見直しにあたっては、各施設の役割や連携、人材やノウハウのさらなる活用などについて、専門家や利用者の意見も聞きながら、検討します。

また、パラスポーツについても、どのような機能や役割を担っていくべきか、併せて検討していきます。

難波 達哉議員 再質問:

それでは一点、神奈川県総合リハビリテーションセンターの機能強化について、再質問をさせていただきたいと思います。
答弁でも申し上げましたように、当時はこのリハビリセンター、東洋一と言われておりました。それから、色々な時代背景の中で、確かに、色々と時代が変わってきているのだと思いますけれども、ご当地の厚木市にとりましても、是非ともこの東洋一を目指していただきたい。もう一度東洋一を目指していただきたい、そういった思いで今回、この質問にも触れさせていただいたところでありますけれども、現在、神奈川県総合リハビリテーションセンターの関係者にありましては、この質の高い医療提供に向けて、日々、本当にご努力をいただいております。

今後、この神奈川県総合リハビリテーションセンターの機能強化に向けては、それを支える医療関係者、現場スタッフのモチベーションをさらに向上させていくことも重要ではないかと考えております。

そこで、このリハセンターの現場を支える職員のモチベーションを上げるために、さらなる向上に向けて、どのようなお考えがあるのか、見解をお伺いさせていただきます。

知事答弁:

神奈川県総合リハビリテーションセンターの職員のモチベーションの向上についてのお尋ねでありました。

リハセンターの機能強化に向けては、施設を支える職員の意識や「やりがい」といった視点も大変重要であります。

例えば、筋電義手の訓練などを支援する「未来筋電義手センター」では、その意義や全国を先導する役割を現場のスタッフが理解し、意見を出し合いながら業務にあたることで、やりがいを感じて前向きに取り組んでいる、と伺っています。

このような職員のモチベーションを高める組織づくりといった視点も含め、検討してまいりたいと思います。

要望:

申し上げましたように、開院当時は東洋一と称されるほど、希望者も多く、中々入院できない状況だったと伺っております。

数年前の指定管理者制度の導入により、契約上、病院の運営も考え、費用対効果を考慮した病院運営も仕方ない状況だと感じてはおります。

高齢化をはじめ、社会のニーズは変化しているものの、今ある施設を有効に活用することや、老朽化した施設の整備をスピーディーに進めることが、病院関係者のモチベーションを上げ、患者さんにとっても、さらに安心できる病院になっていくと考えております。

議会からも提案がありました、パラスポーツの拠点づくりをはじめ、もう一度、東洋一を目指していただきたく、要望させていただきます。