2月27日令和6年第1回定例会での渡辺 紀之県議による一般質問を掲載させていただきます。
以下が内容です。
渡辺 紀之議員 質問:
「かながわのみちづくり計画」には、将来を見据え、地域のまちづくりの発展などと併せ、計画の熟度を高めていくべき箇所を「将来に向けて検討が必要な道路」として位置付けているが、どのような検討が進められているのか、県民に見えにくい状況となっている。
これらの道路の中には、都市計画道路・石田小稲葉線、東浅間大島線、伊勢原と大神を結ぶ道路で構成される「ツインシティへのアクセスを強化する道路」など、県土の発展に不可欠な路線が位置付けられており、次期計画に向けて、地元市町村と協力して検討を進めるべきである。
そこで、「かながわのみちづくり計画」における「将来に向けて検討が必要な道路」のこれまでの検討状況について、「ツインシティへのアクセスを強化する道路」を含め、見解を伺う。
知事 答弁:
「将来に向けて検討が必要な道路」は、まちづくりの進展等に合わせ、計画の熟度を高めていく路線です。
このため、まずは、まちづくりを担う市町村に、整備の効果や、地域にとって、望ましい概略ルートなどを整理していただいており、県もこの取組に協力しています。
そして、整理が進んだ道路については、詳細なルート選定や、関係機関との協議など、事業化に向けた具体の検討を進めることとなり、これらの検討は、県が主体となって、市町村の協力も得ながら行っています。
伊勢原市と平塚市を結ぶ「ツインシティへのアクセスを強化する道路」については、両市の長年にわたる検討により整備効果等の課題が整理されたため、ツインシティ大神地区での企業立地が進む状況を踏まえ、現在、県が事業化に向けた検討を進めています。
これまで、交通管理者や農政部局との協議を実施して、道路の詳細なルートなどを取りまとめ、昨年10月には、地元の皆様に対し、道路計画の説明会を開催しました。
今後は、整備に必要となる都市計画手続きに着手し、手続きが完了した後、用地取得のための調査等に速やかに着手したいと考えています。
このように県は、その他の「将来に向けて検討が必要な道路」についても、計画の熟度が高まるよう、引き続き市町村と連携して取り組んでまいります。
要望:
かながわのみちづくり計画は、「将来に向けて検討が必要な道路」をどういう形でもっていくのかという大事な後半の時期になっていると思いますので、市町村と連携しながら、「将来に向けて検討が必要な道路」を格上げしていただき、「整備推進箇所」が1本でも2本でも増えるようにお願いする次第です。