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2月26日一般質問「都市計画道路・寺尾上土棚線の延伸について」

2月26日令和6年第1回定例会での綱嶋 洋一県議による一般質問を掲載させていただきます。

以下が内容です。

 

綱嶋 洋一議員 質問:

都市計画道路・寺尾上土棚線の延伸については、「かながわのみちづくり計画」において、「事業化検討箇所」として、位置づけがなされ、沿線の海老名市、座間市、綾瀬市の3市とともに、事業化に向けた勉強会が行われていることは承知している。

事業化に向けては、様々な苦労があると思うが、都市計画道路・寺尾上土棚線が延伸されれば、綾瀬スマートインターチェンジの整備効果がより一層発揮され、綾瀬市はもとより、県央地域の経済活性化に大きく寄与するものと、期待している。

そこで、都市計画道路・寺尾上土棚線の延伸について、これまでの取組と、今後の取組について、見解を伺う。

 

知事 答弁:

都市計画道路・寺尾上土棚線は、綾瀬市の中央部を南北に貫く4車線の道路で、県道横浜厚木から南側は整備が完了していますが、海老名市や座間市につながる北側は、未整備となっています。

整備済区間には、令和3年3月に綾瀬スマートインターチェンジが接続し、インターチェンジ周辺では、新たな産業拠点の形成が進められており、今後も企業活動の活性化が期待されています。

こうしたインターチェンジの開通効果を県央地域に広く波及させるためにも、未整備区間の事業化に向けた検討を深めていく必要があります。

県はこれまで、地元の綾瀬市などと勉強会を立ち上げ、まずは沿線の土地利用状況の把握や、道路整備の前提となる整備の効果について研究を行ってきました。

また、昨年度は測量を実施し、今年度はその成果をもとに、道路の概略設計を行っています。

一方、この区間は、道路が小学校や住宅密集地を通過する計画となっているため、以前から住環境の悪化や地域分断等を懸念する声が寄せられています。

そこで、今後は、道路の設計を進めながら、周辺環境に与える影響などについても調査を行い、地域の方々の懸念が払拭できるよう、綾瀬市などと連携しながら、検討を深めてまいります。

 

要望:

都市計画道路・寺尾上土棚線の県道40号以北について、延伸が必要なことは、以前から何度か取り上げていますが、綾瀬スマートインターチェンジが開通したことによる交通環境や周辺の土地利用状況からも、必要性は更に高まっていると考えています。

かながわのみちづくり計画に、平成22年に事業化検討道路と位置づけられてから10年以上が経過していますが、未だ結論に至っていない状況であります。今まで以上に事業化への検討を加速させるとともに、早期の事業着手を望んでいます。

また、大塚本町交差点周辺には、相鉄線の踏切があることから、慢性的な交通渋滞が発生しており、都市計画道路・寺尾上土棚線の延伸を進めるうえでは、重要な課題の一つであり、早期にボトルネックが解消されるよう要望いたします。