2月26日令和6年第1回定例会での綱嶋 洋一県議による一般質問を掲載させていただきます。
以下が内容です。
綱嶋 洋一議員 質問:
県は、無電柱化の推進について、「神奈川県無電柱化推進計画」に基づき取り組んでいると承知をしている。
私の地元綾瀬市では、県道42号藤沢座間厚木が計画に位置付けられ、現在、市役所から北側の綾瀬スマートインターチェンジに向かって無電柱化の工事が進められている。
県道42号藤沢座間厚木は、綾瀬市内の中央部を南北に貫く4車線の幹線道路であり、東名高速道路の綾瀬スマートインターチェンジに接続するほか、沿道には市役所や病院など重要な拠点が建ち並び、緊急輸送道路にも指定されていることから、災害時には、東名高速道路と一体となって、救助や物資の輸送経路となるなど、防災上、重要な路線である。
そこで、綾瀬市内の県道42号藤沢座間厚木における無電柱化のこれまでの取組と、今後の取組について、見解を伺う。
局長 答弁:
県は、綾瀬市役所付近で、延長約2キロメートルの無電柱化を3つの区間に分けて取り組んでいます。
これまでの取組ですが、まず、市役所前の約0.6キロメートル区間では、電線共同溝の設置に支障となる下水道管の移設を終え、令和3年度から共同溝の設置工事に取り組んでいます。
今後、令和8年度に工事を終了させ、その後、共同溝内への電線の移設や電柱の撤去などを行い、事業を完了させる予定です。
次に、市役所前の区間から南側に続く約1キロメートル区間では、共同溝の設計と合わせ、ガス管や上下水道管の移設に向けて、各管理者と調整を進めており、令和8年度から順次移設を始める予定です。
最後に、市役所前の区間から北側に続く、延長約0.3キロメートル区間では、市役所前の事業完了後、速やかに工事に着手できるよう、令和7年度に共同溝の設計に必要な測量を実施する予定です。
無電柱化事業は、関係する事業者が多く、完了までに長い期間が必要になりますが、綾瀬市とも連携し、沿道の皆様の御理解をいただきながら、着実に取り組んでまいります。
要望:
緊急輸送道路は、地震時に、緊急輸送を確実に行うため、ネットワークとして機能することが重要であります。県道42号藤沢座間厚木は、神奈川県地域防災計画上は、第1次緊急輸送道路を補完するとともに、市役所や主要防災拠点を連絡する第2次緊急輸送道路として位置付けられておりますが、綾瀬市の都市防災機能向上のみならず、広域的な災害時の対応力の強化を図る上で大きな役割を担い、少なくとも県道40号交差点から、県道45号交差点までの区間について無電柱化を必須と考えています。当該区間の無電柱化を早期に検討いただきますよう要望いたします。