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2月20日代表質問「国際園芸博覧会の取組について」

2月20日令和6年第1回定例会での川崎修平県議による代表質問を掲載させていただきます。

以下が内容です。

 

川崎 修平議員 質問:

国際園芸博覧会には若者が積極的に参加し、貴重な経験をしてもらうことが将来を担う人材育成につながり、持続可能な「明日の風景」のあるべき姿を示していくという意味で大変重要である。

また、国際園芸博覧会には1,000万人以上といった多くの来場者が見込まれており、国外や県外から来場する方々に県内の観光の魅力を広く発信し、来場者に観光消費を促すことで、県内の地域経済の活性化につながるのではないかと考える。

国際園芸博覧会の開催による効果を、花き園芸・造園・農業の振興にとどまらず、教育・観光といった分野に裾野を広げていくことが、国際園芸博覧会のテーマを実現するためにも、大変重要である。

そこで、国際園芸博覧会の開催に向け、教育分野や観光分野も含めてどのように取り組んでいくのか、見解を伺う。

 

 

知事 答弁:

一都三県初の万博である2027年国際園芸博覧会がこの神奈川・横浜の地で開催されることは、園芸農業の振興にとどまらず、県政の様々な分野に大きな波及効果を生み出すことができると考えています。

既に、教育分野では、園芸博のテーマの一つであるSDGsの視点から、地元の横浜瀬谷高校が地域や小学校などと一緒に、駅から会場までを花で彩る「フラワーロードプロジェクト」を行っています。

そこで、こうした特色ある教育活動の成果を園芸博で披露する機会を設けるなど、出展そのものに多くの高校生が主体的に参加できる取組の検討を進めていきます。

また、例えば、観客の前で時間内に花を活けて競う「花いけバトル」のような、高校生が盛り上がるイベントを企画し、博覧会への意識を高めていきます。

観光分野では、来場者に県内各地の周遊を促すため、花の名所をはじめとする多様な観光資源を巡る観光ルートを市町村と連携して作成・周知するとともに、誘客のための商品造成を旅行会社に働きかけるなど、博覧会協会と協力して取組を進めます。

県では、園芸博開催の効果が、教育や観光を含め幅広い分野に広がるよう取り組んでまいります。

 

川崎 修平議員 再質問:

国際園芸博覧会の開催に向けて、今後体制の強化が必要と考えるが、知事の見解を伺いたい。

 

知事答弁:

博覧会への対応としましては、昨年10月、新たに専任の担当課長を配置するなど、段階的に体制を強化してきました。

また、関係局が参加する全庁横断的な「国際園芸博覧会検討会議」を設置し、機運醸成など連携した取組を進めています。

来年度に向けては、さらに、博覧会協会への派遣職員を倍増させるとともに、本庁にも専任で対応に当たる職員を増員するなど体制を整え、博覧会開催に向けて、しっかりと取り組んでまいります。

 

要望:

国際園芸博覧会の開催の効果を将来に向け波及させるためには、未来を担う子どもたちが、この世界規模のイベントに参加することを通じて、替えがたい貴重な経験をすることが重要です。また、文化的側面に目を向けると、残していくべき文化の継承のため、多くの来場者に神奈川の伝統的な民俗芸能を見てもらうことが必要と考えます。こうした要素を考慮して、神奈川らしい博覧会を作り上げて欲しいと思います。

また、来年度に向けては、園芸博覧会協会への派遣職員も含め、担当職員を増員するなど体制強化を図ることは理解しましたが、今後、さらに開催が近づいていく中で、全庁を挙げた推進体制をしっかりと構築していくよう、強く要望します。