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9月22日一般質問「県民との協働による森林づくりに向けた取組について」

9月22日令和5年第3回定例会において一般質問を行いました。

以下が内容です。

 

細谷政幸議員 質問:

県と関係団体で構成する「県民との協働による森林づくり実行委員会」では、平成

22年5月に、本県で開催した全国植樹祭により培われた、緑の保全に対する機運をさらに盛り立てていくため、県の森林再生の取組の発信と、県民との協働による森林づくりを推進していく植樹イベントとして、平成24年度から「緑の祭典」を開催している。

次の「緑の祭典」は、私の地元である相模原市で開催される予定であるが、その開催に向けては、市とともに開催への機運を醸成し、この祭典を盛り上げていくことが、県の役割ではないかと考える。

そこで、県民との協働による森林づくりを推進するため、来年開催予定の「緑の祭典」の実施に向けて、今後どのように取り組んでいくのか、見解を伺う。

 

環境農政局長 答弁:

環境農政局関係の御質問にお答えします。

県民との協働による森林づくりに向けた取組についてお尋ねがありました。

県は、森林の重要性を県民の皆様に知ってもらうとともに、森林づくり活動への参加を促すため、従来から、県民との協働による様々な取組を進めてきました。

こうした中、平成22年5月には、「誰もが森林と積極的な関わりを持ち、その恵みを実感できる社会の実現」を理念とした全国植樹祭が本県で行われ、この理念を継承するため、県民参加型の植樹イベントである「緑の祭典」を、平成24年度から1年おきに開催してきました。

昨年、令和6年度の開催地を市町村に募ったところ、相模原市から「木もれびの森」を会場としたい旨、推薦がありました。

この「木もれびの森」は、人々が緑に触れ合う拠点として広く開放されていますが、近年、ナラ枯れが深刻なため、被害木の伐採作業を優先しており、跡地の植栽は進んでいません。

こうしたことを踏まえ、ナラ枯れ被害地の再生を図るために県民の皆様と植樹を行うことは、祭典の趣旨に合致すると判断し、来年5月に「木もれびの森」で、「緑の祭典」を開催することとしました。

今後は、相模原市や地元の団体等と連携して、祭典の開催趣旨や植樹の意義等の理解につながる魅力的な企画を検討し、多くの県民の皆様に関心を持ってもらえるよう準備を進めます。

また、SNSや、祭典前に行われる各種イベントなどを活用して、機運醸成に向けた広報活動を行い、多くの県民参加につなげていきます。

県は今後も、「緑の祭典」の開催等を通じて、県民との協働による森林づくりにしっかりと取り組んでまいります。

私からの答弁は以上です。

 

(要望)

相模原市の「木もれびの森」は、相模原市の中央部に位置しながら、73ヘクタールという広大な面積を有している大変貴重な森であります。多くの県民が緑に触れ合う拠点となっているこの地で「緑の祭典」を開催することは、大変効果的であり、意義深いと考えております。

祭典の中身はまだこれから検討とのことでありますが、相模原市をはじめとする関係団体等としっかりと連携し、このイベントを成功に導くとともに、こうした活動を通して、県民との協働による森林づくりを一層推進していただくよう、要望いたします。