9月20日令和5年第3回定例会でのあらい絹世県議による一般質問を掲載させていただきます。
以下が内容です。
あらい絹世議員 質問:
スポーツにおけるデジタル技術の活用は、運動能力や競技力の向上につながるとともに、スポーツへの関心を高め、運動が苦手な人でも楽しみながら身体を動かすことを後押しできるなど、その可能性は、ますます広がっていくことが期待できることから、本県においてもデジタル技術を活用したスポーツの推進に積極的に取り組むべきと考える。
そこで、県では、これまでスポーツにおけるデジタル技術の活用にどのように取り組んできたのか、また、今後どのように取り組んでいくのか、見解を伺う。
スポーツ局長 答弁:
スポーツ局関係の御質問についてお答えします。
デジタル技術を活用したスポーツの推進についてお尋ねがありました。
昨今、デジタル技術は、データ解析による戦術分析、選手の競技力の向上まで、スポーツの多岐にわたる場面で活用されています。
県でも、将来の神奈川育ちのアスリートを育成する「かながわジュニアチャレンジプロジェクト」のスポーツ能力測定会で、最新の機器を活用して、敏捷性やバランスなどの運動能力を分かりやすく見える化し、その後の能力開発プログラムに反映するなど、様々な場面でデジタル技術を活用しています。
デジタル技術の進歩は、昨年のサッカーワールドカップの際、ゴール際のきわどいプレーで話題になった、いわゆる「三苫の1ミリ」のように、試合中のビデオ判定がファンを一喜一憂させ、大いに盛り上げるなど、スポーツをみる楽しさという点でも大きな効果があります。
最近では、バーチャルテコンドーのようにセンサーで読み取った手や足の動きをデジタル化して、仮想空間で競技を楽しむ技術の実用化も進んでいます。
こうした分野は、スポーツに関心を持つ層の拡大や、体を動かすことで健康づくりにもつながることから、有効な活用方法を考えていきたいと思います。
デジタル技術は、これからも、スポーツを「する」「みる」「ささえる」の様々な場面において、その活用の可能性が広がっていくことが期待できます。
県としては、今後も、デジタル技術に関わる動向を注視し、企業などとも連携しながら、最新の技術を積極的に活用することで、本県におけるスポーツの推進に役立ててまいります。
私からの答弁は以上です。
要望はありません。