9月22日令和5年第3回定例会において一般質問を行いました。
以下が内容です。
細谷正幸議員 質問:
県立高校改革実施計画に基づき、私の地元相模原市にある相模原青陵高校も再編・統合の対象となり、令和2年度に非活用校となった。
母校に愛着を持つ卒業生や地元からは、再編・統合が繰り返されたことを残念だと思う声もあるが、少子化が進む中で、県立高校の再編・統合を進めることは止むを得ないと理解している。
一方、こうした背景に加え、元相模原青陵高校は、面積も広く、周辺地域は今後の発展が大いに期待される地域であり、跡地の利活用は、地域のまちづくりに大きな影響を与えることから、地元では、大きな関心を寄せている。
そこで、元相模原青陵高校について、今後どのように利活用していこうと考えているのか、見解を伺う。
総務局長 答弁:
元相模原青陵高校の利活用についてお尋ねがありました。
県では、県有施設の再編整備により生じた跡地について、まず、県や地元市町村の公的な利活用を、優先的に検討しています。
そして、県や地元市町村の利活用が見込めない場合は、一般競争入札により民間に売却することを基本としています。
元相模原青陵高校については、県や地元相模原市に利活用の意向はないことから、民間売却の方向で検討を進めています。
民間売却に当たっては、この土地が、現在、市街化調整区域となっており、校舎の転用や建物の建築が制限されていることが課題です。
一方、元相模原青陵高校を含む「麻溝台・新磯野地区」は、圏央道からのアクセスが良く、市では新たな都市づくりの拠点となり得ると考えています。
このため、市は当該地区を市街化区域に編入する可能性のある特定保留区域として設定しており、今後、土地区画整理事業によるまちづくりを進める予定です。
そこで、県としては、市と意見交換を行いながら、売却の時期や、まちづくりが円滑に進むような、売却先の選定手法について検討をしていきます。
また、これと並行して、跡地の利活用がし易くなるよう、老朽化した校舎等の除却を進めます。
こうしたことにより、地元のまちづくりに資する跡地の有効活用を進めてまいります。
(要望)
元相模原青陵高校の利活用についてでありますが、地域のまちづくりに大きな影響があることから、地元は大きな関心を寄せております。
一方、元相模原青陵高校のある「麻溝台・新磯野地区」で、市が先行して土地区画整理事業を進めている地区では、大量の地中埋設物が発見され、土地区画整理事業にも大きな影響を及ぼしました。
元相模原青陵高校についても、同様に地中埋設物がないか、しっかりと状況を確認するなど、跡地利活用に支障がないように進めていただくことを要望いたします。