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9月20日一般質問「観光地におけるシェアサイクル利用時の安全確保について」

9月20日令和5年第3回定例会でのあらい絹世県議による一般質問を掲載させていただきます。

以下が内容です。

 

あらい絹世議員 質問:

観光振興の取組として、湘南地域において、シェアサイクルの実証実験を実施していると承知しているが、そうした中、道路交通法の一部改正により、令和5年4月1日から自転車を利用するすべての人に対するヘルメットの着用が努力義務化された。

県は、シェアサイクルの利用促進と同時に、観光客が安全に観光を楽しむことができるよう、ヘルメットを実際に着用していただけるようにするための工夫や仕組みを検討し、実効性のある取組を行っていく必要があると考える。更に、県が取り組むことで、シェアサイクル事業者にこうした取組が広がっていくものと考える。

そこで、観光地でのシェアサイクル利用時の観光客の安全確保について、今後どのように取り組んでいくのか、見解を伺う。

 

  

 

黒岩知事 答弁:

次に、観光地におけるシェアサイクル利用時の安全確保についてお尋ねがありました。

シェアサイクルは、観光地を効率的に巡る移動手段として利便性が高いものですが、活用にあたっては、観光客に安全に利用してもらうことが重要です。

現在、県は、観光客の周遊性の向上を図るため、シェアサイクルの普及を推進しており、湘南地域において、地元市町や民間事業者と連携した実証実験に取り組んでいます。

この実証実験では、シェアサイクルの利用者に対し、専用アプリ等での利用手続きの際に、交通ルールやマナーの遵守を周知するほか、サイクルポートの案内板でも遵守事項を呼び掛けています。

こうした中、今年4月の改正道路交通法の施行により、全ての自転車利用者のヘルメット着用が努力義務化されたことから、シェアサイクルの実証実験においても、ヘルメットの着用につながる更なる取組が必要です。

ヘルメット着用率を向上させる取組としては、ヘルメットの貸し出しが考えられますが、実施に向けては、衛生面やヘルメットの保管場所の確保、貸出・返却方法など、様々な課題があります。

そこで、こうしたヘルメットの着用促進に向けた諸課題の整理や実効性のある取組について、実証実験の中で、地元市町や事業者と連携して、検討を進めていきます。

併せて、ヘルメットの着用を含む交通ルールを周知するため、県が今年度改訂した「自転車ルールブック」をシェアサイクル事業者のウェブサイトに掲載していただくなど、利用者への周知を強化してまいります。

 

要望はありません。