9月20日令和5年第3回定例会での大村悠県議による一般質問を掲載させていただきます。
以下が内容です。
大村悠議員 質問:
県内プロスポーツチーム等は、その活動を通じて大きな発信力を持っていることから、県と連携することで、その発信力を活かして効果的に施策を進め、同時にスポーツチームの知名度向上を図ることができるのではないかと考える。
県は、スポーツを通じて課題を解決するため、自治体や企業、スポーツ関係団体などが情報や意見を交換するためのプラットフォームを設置し、その中には多くのスポーツチームが参加していることから、今後の展開が期待できる。
そこで、今後、プラットフォームなども活用しながら、どのようにプロスポーツチーム等と連携したスポーツ施策を推進していくのか、見解を伺う。
スポーツ局長 答弁:
スポーツ局関係の御質問にお答えします。
スポーツ推進の取組についてお尋ねがありました。
まず、プロスポーツチーム等と連携したスポーツ施策の推進についてです。
県内には様々な種目のプロスポーツやトップリーグのチームがあり、そうしたチームや選手の活躍は、県民のスポーツへの関心を高めるなど、本県のスポーツ振興にとって不可欠な存在となっています。
これまで県では、3つのプロスポーツチームとの間で連携協定を結び、県主催のスポーツ教室への講師派遣や、試合会場での県施策のPRなどに協力いただいています。
また、今年3月に見直したスポーツ推進計画では、プロスポーツチームや多様な主体と連携しながら、スポーツを盛り上げ、地域の活性化など、様々なスポーツ施策を進めていくことを新たに盛り込みました。
こうした施策を推進するためには、プロスポーツチーム等との情報共有を密にし、効果的に連携していくための仕組みが必要です。
また、こうしたスポーツチームからも多様な主体と意見を交わせる場が欲しいとの声をいただきました。
そこで県では、様々な団体との意見交換や連携の場として「かながわスポーツ・プラットフォーム」を先月立ち上げたところ、これまでに20以上のプロスポーツチーム等にご参加いただくなど、現時点で70を超える団体が登録しています。
早速、10月の県民スポーツ月間での連携を呼びかけたところ、多くのチームから「ぜひコラボしたい」といった歓迎の声をいただき、試合会場周辺でのウォーキングフォトラリーが実現するなど、早くも連携が始まっています。
今後は、このプラットフォームの会員から具体的なテーマを募集し、分科会などを設けて意見交換を行い、事業化につなげていきたいと考えています。
県では、プラットフォームを活用し、プロスポーツチーム等と相互に連携を図りながら、本県のスポーツ施策を積極的に推進してまいります。
(要望)
今年はWBC、バスケットボールのW杯など、スポーツに日本中が勇気と元気をもらいました。夏の高校野球では、母校の横浜高校は負けてしまいましたけれども、慶應義塾高校が日本一になり、日本中でのムーブメントとなりました。
なかでも神奈川県はスポーツに大変恵まれた地域で、プロ・トップチームの多くが本拠地を構えています。そういったチームといっても、神奈川県にはベイスターズやマリノスといったビッグチームから、地域にフォーカスをして地元に根差した活動をしているチームもあり、チームの目標や課題は様々です。そういったチームの力やニーズをしっかりととらえて、連携を進めていくことを要望したいと思います。