9月25日令和5年第3回定例会での山本哲県議による一般質問を掲載させていただきます。
以下が内容です。
山本哲議員 質問:
子どもたちが日常的に「生きた英語」に触れられるようにするためには、市町村立学校におけるALTの配置を、より一層充実させていくことが必要である。また、子どもたちが意欲的に英語に取り組むことができるよう、質の高い授業を行っていくためには、現在配置されているALTを、より効果的に活用していくことも重要であり、県教育委員会における支援が必要不可欠と考える。
そこで、市町村立小・中学校における外国語教育の充実に向け、県教育委員会として、今後どのように取り組んでいくのか、見解を伺う。
教育長 答弁:
教育関係のご質問にお答えします。
市町村立小・中学校における外国語教育の充実についてお尋ねがありました。
グローバル化が進展する中、次代を担う子どもたちが、英語でのコミュニケーション能力を身に付けることは大切です。
そのためには、ネイティブスピーカーの外国語指導助手、ALTを活用して、子どもたちが生きた英語に触れることが有効です。
市町村はこれまでも、小・中学校にALTを定期的に派遣して、ネイティブな発音に慣れることから、英語で自分の考えを伝えることまで、発達段階に応じた英語学習を進めています。
中には、子どもたちが1人1台端末を活用して、ALTとのやり取りを録画し、その振り返りを行うなど、より効果的な学習を進めている学校があります。
また、寒川町では一昨年度から、小・中学校にALTを毎日配置して、授業だけでなく、学校生活の様々な場面で、子どもたちと英語で楽しく会話する取組を始めています。
県教育委員会では、こうした特色ある取組やその成果を、実践事例集としてまとめ、全ての市町村に広く周知し、ALTのさらなる活用を働きかけていきます。
こうした取組を通じて、市町村立小・中学校における外国語教育の、より一層の充実を図ってまいります。
山本哲議員 再質問:
ALTの配置については市町村によって状況が異なっており、市町村立小・中学校における外国語教育を充実させるためには、国が責任をもって支援する必要があると考えるが、ALTの配置の充実に向けた財政支援について、県教育委員会として、どのように取り組んでいくのか伺う。
教育長 再質問答弁:
教育関係の再質問にお答えします。
市町村立小・中学校における外国語教育を充実させるうえで、ALTの配置は大変有効ですので、県教育委員会としては、その財政支援について、全国都道府県教育長協議会等を通じて、引き続き、国に強く要望してまいります。
(要望)
引き続き財源確保に向けた支援を、国に強く求めていただきながら、外国語教育の更なる充実に取り組んでいただきたいと思います。