9月22日令和5年第3回定例会での楠梨恵子県議による一般質問を掲載させていただきます。
以下が内容です。
楠梨恵子議員 質問:
キャッシュレス決済は利便性が高く、消費者にとってメリットがあることはもちろん、現金管理コストの削減、売上管理の効率化、レジ対応時間の短縮など、企業側にもメリットがある。
現在は、消費者支援の側面が強くなっているかながわPayであるが、第3弾が終了に近づいている今、事業者側の生産性向上の観点から「キャッシュレス決済の普及」に注目することには意義があると考える。
そこで、かながわPayを通じたキャッシュレス決済の普及促進について、これまでの実績をどのように受け止めているのか、また、かながわPay第3弾の終了を控え、引き続きキャッシュレス決済を普及促進していくためにどのように取り組んでいくのか、見解を伺う。
産業労働局長 答弁:
産業労働局関係の御質問にお答えします。かながわPayによるキャッシュレスの普及促進についてお尋ねがありました。
かながわPayは、アプリのダウンロード数は270万、加盟店は25,000店を超え、これまでの累計決済金額は2,300億円を超えるなど、非常に多くの方にご利用いただいております。
今年1月まで実施していた第2弾終了時に、利用者、加盟店双方にアンケートを行ったところ、合わせて4万件以上の回答があり、キャッシュレス決済の普及に関して貴重なデータが得られました。
アンケートによると、利用者の約2割、加盟店の約3割が、かながわPayをきっかけに、新たに二次元コード決済を利用し始めたことが分かりました。
また、二次元コード決済の利用頻度がそれまでより増えたと回答したのは、利用者では7割、加盟店では9割近くに上っており、かながわPayがキャッシュレス決済の普及に貢献したものと認識しています。
今後も、デジタル社会の進展に伴い、消費者の利便性と事業者の生産性向上のため、キャッシュレス決済を普及促進させていくことは重要です。
キャンペーン期間終了後、かながわPayのアプリは使用できなくなりますが、現在店頭に置かれている二次元コードは、加盟店の希望により、引き続き利用することができます。
また、利用者も、これまでかながわPayを通じて使用していた二次元コード決済サービスで、引き続きキャッシュレス決済を行うことができます。
そこで、加盟店・利用者の双方に向けて、キャッシュレス決済の積極的な利用を、かながわPayのアプリやホームページなどを通じて呼びかけていきます。
このように、かながわPayをきっかけとしたキャッシュレス決済普及の機運の高まりを持続させていけるよう、引き続き取り組んでまいります。
答弁は以上です。