9月22日令和5年第3回定例会での楠梨恵子県議による一般質問を掲載させていただきます。
以下が内容です。議員
楠梨恵子県 質問:
2027年国際園芸博覧会開催に向けて、花育によって花に親しみを持つ子どもたちを増やし、子どもたちが博覧会の会場でさらに深い関心を持つようになれば、大人になっても生活に花や緑を取り込み、街の緑化にも積極的に関わってくれるものと期待している。
まさに、「花や緑との関わりを通じ、自然と共生した持続可能で幸福感が深まる社会の創造を提案する」という園芸博覧会のテーマを実現することができるほか、将来に向けたレガシーを創り出す絶好の取組になると考える。
そこで、園芸博覧会の開催に向けて、今後どのように花育の推進に取り組んでいくのか、環境農政局長の見解を伺う。
環境農政局長 答弁:
環境農政局関係の御質問にお答えします。
園芸博覧会の開催に向けた花育の推進についてお尋ねがありました。
花や緑に親しむことを通じて、命の大切さや、命あるものへの、やさしい気持ちを育むことができる花育は、情操教育の面から大変有意義であるとともに、将来的な花きの需要拡大にもつながる取組です。
これまで、県は、生産者団体などと連携して、小中学校や保育園、また、県が主催する花の展覧会や県立植物園のイベントなどで、子どもたちへの花育を推進してきました。
具体的には、全国第2位の生産量を誇るパンジーなどを使った寄せ植えや花壇づくり、スイートピーなどの切花を使ったフラワーアレンジメントや、池坊神奈川県支部等による生け花を体験する花育教室を実施してきました。
2027年に本県で開催される国際園芸博覧会は、多くの子どもたちが花や緑に触れる、またとない機会です。このチャンスを最大限に生かしていくためには、準備段階から、子どもたちの関心を高めていく必要があります。
そのため、県は、花の展覧会などで実施する花育のイベントで、園芸博覧会のロゴマーク入りの一輪挿しをプレゼントし、日常的に花を楽しむ習慣の定着を促します。
また、県立大船フラワーセンターでは、子どもたちが種まきから花が咲くまでの間、継続的に植物の管理や観察をすることで、花や緑への理解が深まるような花育の取組を新たに検討していきます。
さらに、議員からお話しいただいたような、世代を超えて多くの方が参加する地域の植栽活動は、花育の推進に大変効果的であるため、市町村とも事例を共有しながら、各地で取組を広げていきます。
県は、こうした取組により、園芸博覧会の開催に向けて、県民の皆様の花や緑への関心がさらに高まるよう、多彩な花育を推進してまいります。
私からの答弁は以上です。
要望はありません。