9月22日令和5年第3回定例会での楠梨恵子県議による一般質問を掲載させていただきます。
以下が内容です。
楠梨恵子議員 質問:
通常営業再開を機に、湘南国際村を本来の姿に戻すためにも、センターの利用促進や村全体の活性化は大変重要なことであり、県は改めてセンターを運営する湘南国際村協会と連携しながら、これらの取組を進めていかなければならないと考える。
そこで、湘南国際村センターの利用促進に向けてどのように支援していくのか、また、湘南国際村の活性化に向けて、今後どのように取り組んでいくのか、見解を伺う。
黒岩知事 答弁:
次に、湘南国際村の活性化に向けた取組についてお尋ねがありました。
まず、湘南国際村センターの利用促進に向けた支援についてです。
湘南国際村センターは、全国初の新型コロナウイルス感染症患者の宿泊療養施設として、今年5月まで「神奈川モデル」の重要な役割を担ってきました。
6月からは新型コロナウイルス感染症の5類への移行に伴い、通常営業を再開しましたが、再び経営を軌道に乗せるためには、施設の機能向上とともに、その魅力を多くの人に知ってもらうことが重要です。
そこで、センターを運営する株式会社/湘南国際村協会は通常営業の再開に先立ち、客室を三浦半島らしいリゾート感のある内装へ一新するなど、開設以来初めて本格的なリニューアルを行いました。
また、対面とリモートによる「ハイブリッド型会議」に対応できるよう改修も行うなど、会議機能も向上させ、多くの顧客に満足していただける宿泊研修施設にパワーアップし、その魅力を伝えるパンフレットも新たに作成して営業活動を強化しています。
県としても、こうした国際村協会の取組を支援するため、企業研修やMICEの誘致について、県の関係団体等へ呼びかけを行うなど、積極的な利用促進を図っています。
次に、湘南国際村活性化の取組についてです。
国際村の活性化には、素晴らしい景観など、その魅力を積極的に発信して人を呼び込むことが重要です。
特に、相模湾越しの富士山の景色は、世界的に有名な葛飾北斎の浮世絵「神奈川沖浪裏」のイメージに重なり、その魅力は国内外にアピールが可能です。
そこで、今年の11月には、全国の北斎に関わる有識者や団体が国際村に一堂に会して、デジタルと北斎の融合に関するセミナーや、子ども向けのワークショップなどのイベントを開催し、賑わいを創出します。
また、来訪者の周遊性向上を目指して先端技術を活用した交通実証事業もイベントに合わせて行うことで、多くの方に国際村を訪れていただく契機にします。
さらに、現在、活用が進んでいないBC地区についても、国際村の活性化に繋がるよう活用を再検討しているところです。
こうした取組により、湘南国際村に訪れる人を増やし、湘南国際村の活性化につなげてまいります。
要望はありません。