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9月20日一般質問「宮ヶ瀬湖の湖面利用について」

9月20日令和5年第3回定例会での難波達哉県議による一般質問を掲載させていただきます。

以下が内容です。

 

難波達哉議員 質問:

宮ヶ瀬湖に流入する早戸川や中津川は、マス釣場として遊漁が盛んであり、首都圏に最も近く、アクセスの良い湖として、釣り客からの熱い期待を受けており、また、コロナ禍を経て、屋外レジャーである釣りのニーズは高まっているものと思われる。

こうしたタイミングを捉え、釣り実現に向けた取組を進めることは、まさに時宜にかなったものであり、観光振興の面からも多くの集客が見込め、宮ヶ瀬湖周辺地域の活性化に大きく寄与するのではないかと考える。

そこで、宮ヶ瀬湖における釣り実現に向けたこれまでの取組と課題について、見解を伺う。また、県として、今後どのように取り組んでいくのか、併せて見解を伺う。

 

 

政務局長 答弁:

政策局関係の御質問にお答えします。

宮ヶ瀬湖の湖面利用についてお尋ねがありました。

これまで、宮ヶ瀬湖での釣り実現に向けて、宮ヶ瀬ダム周辺振興財団が事務局となって、国、県及び地元3市町村の5者協定のメンバーによる打合せ会議において、課題の整理など検討を進めてきました。

また、本年5月には、相模原市を中心とする地元市町村がサウンディング型市場調査を実施し、12の企業や団体から意見や提案を受け、改めて釣りの実現を求める声が多いことなどを確認したところです。

一方、宮ヶ瀬湖は、水位の変動が大きく、地形も急峻で、湖畔の多くが立入禁止区域であること。また、湖面についても利用制限区域や生態系の保護区域があるほか、遊覧船等のコースが既に設定されていることが、釣り解禁に向けた課題となっています。

さらに、釣り解禁に伴う、自然環境や騒音・廃棄物など生活環境への影響に係る調査はもとより、釣り船や桟橋の整備、事業の採算性、運営主体等の検討も必要です。

こうした様々な課題について、地域住民の意向等も踏まえ、客観的かつ専門的な見地から検討し、釣りを実現できるかどうか、見極める必要があると考えています。

宮ヶ瀬湖という豊かな地域資源を活用し、来訪者の増加を図ることは、水源地域の活性化に寄与するものと考えていますので、国や地元市町村等とともに更に協議を進め、釣りの実現可否を判断するための調査実施に向けて、現在検討しているところです。

県としては、宮ヶ瀬湖周辺地域の良好な自然環境を保全しながら、地元市町村の取組を広域自治体としてしっかり支援し、水源地域の活性化に一層取り組んでまいります。

私からの答弁は以上です。

 

(要望)

湖面利用と観光振興について、我が会派の山口美津夫議員がこれまでも積極的に取り組んでこられ、着実に進んできていると感じております。また先般の相模原市議会自民党代表質問においても、宮ヶ瀬湖湖面フィッシングについて質問がありました。宮ヶ瀬湖の釣り実現には様々な課題があることは理解しましたが、こうした釣り実現に向けて動いている地元市町村の取組を、広域自治体である県としても、しっかりと後押しするとともに、登録DMOである宮ヶ瀬ダム周辺振興財団等とも連携しながら、水源地域の活性化に寄与する地域振興策に引き続き取り組んでいただくようお願い申し上げたいと思います。先ほど局長からも調査の方もしっかり進めていきたいという力強い言葉をいただきました。ぜひ推進に向けてお骨折りをお願いしたいと思います。