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9月22日一般質問「私立幼稚園における教育環境の充実に向けた支援について」

9月22日令和5年第3回定例会での田中信次県議による一般質問を掲載させていただきます。

以下が内容です。

 

田中信次議員 質問:

私立幼稚園の環境整備にあたり、子どもたちと直に接する教員の果たす役割はとても大きく、今後、優秀な人材確保のための処遇改善や、十分な教員配置による教育環境の充実などにより、幼児教育の質をさらに高めていく必要がある。

また、生活習慣や社会性が早く身に付くなどの理由から、3歳の誕生日を迎えた日以降に入園する、いわゆる「満三歳児入園」を実施する私立幼稚園が増えており、負担を軽減するための支援も必要である。

そこで、私立幼稚園における教育環境の充実に向けた支援について、県として、今後どのように取り組んでいくのか、見解を伺う。

 

黒岩知事 答弁:

次に、私立幼稚園における教育環境の充実に向けた支援についてお尋ねがありました。

幼児期における教育は、子どもの成長と生涯にわたる人格形成の基礎となるものであり、私立幼稚園において、教育環境の充実を図ることは、大変重要です。

県は、これまで、賃上げによる教員の処遇改善や、勤続年数の長い教員の人件費に対して補助を行い、 教員の確保と教育の質の向上を図ってきました。

また、保護者の希望により、通常の教育時間外の預かり保育や、障がいのある子どもの受け入れ等を実施している園に対しても、補助金を交付しており、今年度からは、長時間の預かり保育に対する補助金を増額するなど、支援の充実に努めています。

こうした様々な保護者のニーズに応えながら、質の高い教育を維持するためには、一人でも多くの経験豊かな教員の確保が必要となります。

また、子育て世帯の負担軽減のため、満3歳の誕生日からの入園を受け入れている園では、教員を複数配置したり、個別の教室を用意するなど、園側の負担も大きくなっています。

そこで、経験豊富な教員を確保するため、一度離職した教員が復職する際の支援や、満3歳児を受け入れる園への支援策などについて、私学団体も参画する私学助成制度運営協議会で丁寧に意見交換を行い、検討していきます。

本県の私立幼稚園が、その機能を十分に発揮し、未来を担う子どもたちに、良質な幼児教育を提供できるよう、引き続き、しっかりと支援を行ってまいります。

 

 

(要望)

私の子どもも5歳と2歳というタイミングであり、適齢期の議員として質問させていただいた。

幼児教育の重要性は年々増してきている。人口減少による教員の確保の難しさや、そもそも園児が少なくなるということもあるので、質の高い教育推進のためにも、手厚い支援を要望したい。