自走式無人ロープウェイ「Zippar」を見学させていただきました。
秦野市に本社を構えるZip Infrastructureは神奈川発のベンチャー企業で
第2回 かながわ学生ビジネスプランコンテストにおいて神奈川県知事賞を受賞し、開発から走行実験を行い、2027年頃の実用化を目指しています。
道路上の空間にロープを敷き、ロープウェイとは違って自走式で走行し、無人かつ電気を使用して運転します。
特に特徴的なのは、既存のモノレールやLRTに比べ、約1/5のコスト(1kmあたり15億円)と低コストで、最小半径10mで右左折することも可能です。幅の広い2本のロープの間にあるので安定感もあり、通常のロープウェイの1.5倍の風速(30m/s)まで運行できます。
(鉄道を建設する費用=地下鉄200~300億円/1km、LRT20~30億円/1km)
そのため、交通渋滞が激しい都市部から交通インフラが整っていない過疎地にも対応できます。
慶応大学在学中に宇宙エレベーターの研究に取り組んでいた須知高匡代表は、大学3年生だった2018年7月に起業。利便性、安全性、経済性に優れたZipparで、
「渋滞のない、どこでも駅徒歩5分圏内となる世界」を創りたいとしています。