以下、神奈川県HP、臨時会見4月1日引用
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新型コロナウイルス感染症は、世界各地で猛威を振るい、国内感染者は、ついに2,000人を超えました。東京都では、きのうも78人の感染が確認されるなど、今、まさに感染拡大を抑えられるかどうかの重大な局面となっております。本県におきましても、現在のところ、どうにか持ちこたえておりますが、1日の感染者が10名を超える日が続くなど、フェーズが変わりつつあり、いつ感染爆発が発生するか分かりません。
県では、この感染爆発の予兆を、少しでも把握できるように、県民の皆様に、LINEを活用した新型コロナウイルス対策パーソナルサポートへのご登録をお願いし、御自身の体調等の入力をお願いしてまいりました。
その結果、3月5日の開設から1か月弱で、登録者数が24万人を突破しました。利用者の皆様には、日々の発熱や体調などの状態を入力していただいており、相当のデータが蓄積されてきています。そこで、データの分析・活用が専門である県顧問の宮田裕章慶應大学医学部教授に、このデータを分析していただいているところです。
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まさに今が感染拡大を防ぐ正念場だと思います。
この感染症は潜伏期間が長いため症状が出ていなくても感染している場合があり、人に移してしまうことがあるのが一番怖いところです。
自宅にいることが一番の感染予防です。不要不急の外出は控えてください。
県内の感染爆発に備えて、医療崩壊を防ぐためトリアージで感染患者に集中対応する「重点医療機関」を3か所指定しました。これは全国に先駆けた感染爆発への事前施策となります。その他にも感染患者専用の仮設病棟の設置や軽症者を受け入れる宿泊施設を指定する事も検討しています。
「重点医療機関」
・県立足柄上病院
・県立循環器呼吸器病センター
・国立病院機構相模原病院
重点医療機関では酸素投与などが必要な「中等症」の患者を中心に受け入れ、現在の感染状況を初期段階の「フェーズ0」としていますが、中等症患者が100~500人に増える「フェーズ1」になったタイミングで順次、重点医療機関で患者を集中的に受け入れることとしています。その他に複数の医療機関とも重点医療機関の追加指定に向けて調整中です。